AIで日本の科学研究力を取り戻す 「AI for Science」始動
文部科学省の「AI for Science」に関連する施策が本格化している。日本の研究力低下への危機感が募る中、AIの導入をエンジンに、日本の強みを生かした科学研究の加速度的な進展を狙う。機動性を重視した研究者支援のありかたを聞いた。
日本の科学研究力抜本的強化
AIこそが再興の中核手段
豊田 崇
史文部科学省 研究振興局 研究振興戦略官
(人工知能活用担当)
2025年以降、欧米各国が「AI for Science」を掲げる中、日本も2026年3月に「AI for Scienceの推進に向けた基本的な戦略方針」を策定。具体的なアクションプランをまとめた。
日本の研究力は、論文被引用数が上位10%に入る論文数(Top10%補正論文数)の国別ランキングにおいて、かつて世界第4位に位置していたが、近年では世界第13位にまで順位を落としている。さらに、CRDS(研究開発戦略センター)の資料に基づけば、総論文数に占めるAI関連論文数の割合においても、1位のインド(19.77%)に大きく水をあけられ、10位(7.47%)にとどまっているのが現状だ。
(※全文:2482文字 画像:あり)
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