岐阜大学 「日本一の地域中核大学」を目指し、世界に通じる大学へ
岐阜大学は「学び、究め、貢献する」人材の育成を進め、また、リカレント教育や世界を見据えた研究力の強化にも力を入れている。時代の変化に対応した教育研究や産学官連携の展開、今後のビジョンについて、森脇久隆学長と吉田和弘次期学長(今年4月就任予定)に話を聞いた。
「人が学び育つ場所」として
リカレント教育にも力を注ぐ
森脇 久隆
吉田 和弘
──岐阜大学は、「人が育つ場所」という風土の中で「学び、究め、貢献する」人材を社会に輩出するという理念を掲げています。
森脇 本学は20年程前から「学び、究め、貢献する」「人が育つ場所」であり続けるために、この理念を継承して努力を重ねてきました。
2020年4月には名古屋大学と法人統合を行い、国立大学法人東海国立大学機構を設立しました。現在、リベラルアーツ教育や数理データサイエンス教育、デザイン思考教育に力を注いでいます。デザイン思考教育では課題発見能力や課題解決能力を磨くほか、導き出した解決策の有効性や経済性を考える力を養います。こうした能力を兼ね備えているのが「学び、究め、貢献する」人材であると考えています。
──社会人の学び直し、リカレント教育については、どうお考えですか。
森脇 決して安くはない受講料をいただくわけですから、個人にとっても所属元の企業・組織にとっても、メリットとなる知識や技術を習得できる教育プログラムにすることが大切です。社会や企業のニーズがあり、学びや成長の価値を感じられるリカレント教育を…
(※全文:2004文字 画像:あり)
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