マイナビ、「2020年高校生のアルバイト調査」を発表

株式会社マイナビは10月15日、全国の15~18歳の高校生男女(高専、専門学校は除く)を対象とした「2020年高校生のアルバイト調査」の結果を発表した。有効回答数は1738名で、同調査は昨年に続き2回目となる。

全国で現在アルバイトをしている高校生は19.4%(推計約61万人)と、昨年の26.0%(推計約83万人)から6.6pt減少(推計約22万人減少)した。アルバイト未経験の高校生は62.9%で、昨年から10.6pt増加。高校1年生を中心にアルバイト未経験者の割合が高まっており、新型コロナウイルスの感染リスクを考慮して、非就業を選択したと考えられる。

また、アルバイトの目的は昨年に続き「貯金をするため(63.5%)」が最も高かった。一方、「社会経験を積むため(46.8%、前年比+16.5pt)」「趣味のため(61.7%、前年比+13.2pt)」「スキルを身に付けるため(27.7%、前年比+8.8pt)」が前年より大幅に増加した。新型コロナウイルスの影響で将来や就職・雇用などへの不安が高まり、お金以外にも“経験値”や“スキルアップ”を目的としたアルバイトの需要が高まったと考えられる。

就職活動を意識してアルバイトをしている割合は25.4%、4人に1人は就職活動を意識していることがわかる。意識していることは「正しい言葉遣いができるようになること(37.3%)」「アルバイトを通じて関わる人の数を増やすこと(35.2%)」が上位にあがった。

コロナ禍での働き方の変化に伴い、意識の変化があったか聞いたところ「学ぶことへの意識が高まった(42.6%)」「仕事にやりがいを感じるようになった(41.2%)」などに加え、専門的な職種への関心(32.9%)や副業への興味(32.9%)の高まりも一定数見られた。

調査結果の詳細は、下記リンク先を参照。

https://www.mynavi.jp/news/2020/10/post_28736.html

20.10.16news3