阪大、全学の事務部門に生成AIサービスを導入 国立大としては最大規模

国立大学法人大阪大学は5月30日、職員の業務の効率化・高度化を図るべく、5月に全学の事務部門(約1,600名)に生成AIサービスを導入したことを発表した。国立大学法人の事務部門への導入規模としては最大級となる。

阪大が導入したのは、株式会社科学情報システムズが提供する「Knowledge Stack」。阪大専用のAzure環境で、AzureOpenAI Serviceを通じて大規模言語モデル(GPT-3.5、GPT-4)を利用することができる。

プロンプトに投入されたデータは国内の閉域サーバ内で管理され、大規模言語モデルの学習に使われることがないため、生成AI を安全に業務に活用することができる。

議事録の作成、資料の要約、事務文書の英訳、アイデアの提案・検討・整理・ブラッシュアップ、データの収集・分析など、多様な業務に活用することで、職員のパフォーマンスを最大限に引き出していきたいとしている。