茶道稽古をオンラインで 中川政七商店グループ

中川政七商店グループの道艸舎(みちくさや)は6月3日、自宅で気軽に本格的な茶道を始められる「オンライン茶道稽古」を6月10日から開講すると発表した。茶道未経験者でも自宅のテーブルとスマートフォンで簡単に受講でき、茶道具のものづくりが学べる「リモート工房見学」やお茶づくりに触れる「リモート茶摘み体験」などオンラインならではのコンテンツも実施する。

中川政七商店は創業約300年の麻織物づくりの老舗で、近年は日本全国の工芸品を集めたセレクトショップを全国で展開している。2018年には茶道ブランドの「茶論(さろん)」を立ち上げ、私服・テーブルで行う新しい形の茶道教室を全国3店舗で運営してきた。会員の約70%が茶道未経験と、習い事としての茶道の間口を広げることに成功している。新型コロナウイルスの感染拡大を鑑み、従来の店舗型稽古を続けながら、オンラインでの稽古もスタートする。

オンライン稽古はビデオ会議ツールのZoomを活用。必要な道具は抹茶と茶筅で、講師や他の参加者をオンラインで結び、お茶を点てる作法を学ぶ。コースは初級、中級、上級を用意し、全6回制。5月から試験的に実施した「オンライン茶道稽古」は満足度は92%、また100%の受講者がオンラインと店舗の併用受講を希望したという。

 詳細は公式サイトhttps://salon-tea.jp/lesson/beginner/から。

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