大学共通テスト、感染予防ガイドラインを公表

大学入試センターは11月6日、2021年1月に実施する大学入学共通テストにおける、新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインを公表し、会場となる大学などの関係団体に通知した。体調不良などの症状のある受験生や濃厚接触者とされる人に対しては、追試や別室受験などが認められる。 

試験当日は症状の有無にかかわらず、試験場内では受験生や監督者等にマスクの着用が義務付けられ、未所持者にはマスクの提供を行うこととされた。また、試験場入口や試験室ごとに速乾性アルコール製剤を配置すること、座席は1メートル程度の間隔を確保すること、少なくとも1科目終了ごとに10分程度以上換気すること、試験前後に机や椅子を消毒することなどが要請された。

さらに、発熱・咳等の症状のある受験生は追試験による対応や、無症状の濃厚接触者は別室での受験が認められる。なお検温については、新型コロナウイルスの特性として熱の高低での識別が難しいこと、検温実施のために密空間が生じるおそれがあることなどから、必ずしも全員に一律に行う必要はないとされている。

20.11.10news1

大学入試センター