APUがCIC Fukuokaに社会連携拠点を開設
立命館アジア太平洋大学(以下「APU」、大分県別府市)がCIC Japan(本社:東京都港区)が運営するCIC Fukuokaに、新たに社会連携拠点を開設すると発表した。APUはこれまでに170の国・地域から学生を受け入れ、多文化共生を体現する教育環境を通じて日本の高等教育の国際化をけん引してきた。今回、APUは「CIC Fukuoka」内に社会連携拠点を設けることで、企業や自治体との協働を一層推進し、グローバル人材の育成、地域課題の解決、そして産学官連携による社会的インパクトの創出を目指すとしている。
CIC Fukuokaは、CIC Japanが東京に次ぐ国内第2の拠点として2025年に開設したイノベーションセンターだ。CICのアジア戦略「アジアとの強固なネットワークを創る」というビジョンのもと、アジアに最も近いグローバル都市である福岡・天神を拠点に選んだ。福岡市は「アジアのリーダー都市」とも称され、地理的優位性や人口増加、持続的な経済成長といったダイナミズムを持つ九州最大の都市だ。2012年に全国初となる「スタートアップ都市・ふくおか宣言」を発表して以来、行政・産業界・学術機関が一体となり、スタートアップを支える都市づくりが進められてきた。
CIC Fukuokaは、アジアとの結節点である福岡・天神に位置し、国内外のスタートアップ、企業、投資家、大学、行政機関が交差する「共創のハブ」として、イノベーションエコシステムの形成を推進している。今回のAPUの入居により、教育機関と産業界の接点がさらに強化され、学術的知見と実践的イノベーションを融合する新たな試みが始まるという。