地方中小企業の高度外国人材活用 成功の秘訣とは何か

高度な知識・技術をもつ人材の確保は特に地方で厳しい状況だ。高度外国人材の受け入れはその解決策の一つだが、二の足を踏む中小企業も多い。中小企業における高度外国人材受け入れ成功のポイントは何か、日本貿易振興機構(JETRO)の本田貴子氏に聞いた。

地方で高まる高度外国人材の
ニーズと受け入れのハードル

本田 貴子

本田 貴子

日本貿易振興機構(JETRO)デジタルマーケティング部 ECビジネス課
東北大学卒業、日本貿易振興機構に入構。本部にてビジネス講座やセミナーのライブ・オンデマンド配信の運営、ジェトロ会員サービスの提供に従事。その後、モロッコのジェトロ・ラバト事務所にて日本企業の投資促進、調査・情報発信、現地スタートアップ発掘等に携り、愛媛事務所では愛媛県内企業の海外展開支援、高度外国人材活用促進、商談会やセミナー運営等を担当。2022年5月から現職。

少子高齢化・人口減少が進む中、国内では特に、地方において人材不足が顕著になっている。とりわけ、ものづくり領域やIT領域のエンジニアや海外ビジネスを担う営業人材などの不足は深刻な状況だ。

その一方で、外国人材の採用については、言語の違いによるコミュニケーションへの不安や、文化・宗教の違い、受け入れで必要となる行政手続、早期離職への懸念などから、前向きに取り組めない企業も多い。

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