千葉県教育長 学習意欲の醸成へ、「学び方」「教え方」「働き方」を改革
千葉県では、未来を切り拓く子どもたちを育てるために、学力向上・授業改善への施策や、ICT教育の推進、教員の働き方改革など様々な取組が進む。「千葉県の魅力の一つに、教育を加えていきたい」と語る県教育長の冨塚昌子氏に、教育行政の取組と展望について話を聞いた。
子どもたちの学ぶ意欲の向上へ
授業改善に向けPDCAを回す
冨塚 昌子
──千葉県では今、どのような教育に力を注がれていますか。
本県は2020年2月に「第3期千葉県教育振興基本計画」を策定し、「志を持ち、未来を切り拓く、ちばの子供を育てる」ことを基本目標の一つに掲げています。同計画の下、現在、子どもたちの学力向上や学習意欲の醸成、キャリア教育等に取り組んでいます。
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を見ると、本県では小中学校ともに、記述式問題の正答率が全国平均より低く、無回答率が高くなっており、将来社会で必要となる思考力や表現力が十分に…
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