地方移住の動機、トップ2は「自然豊かな場所で暮らしたい」「物価が安く、ゆとりある生活を送りたい」

石川県は1月15日、経験者を対象に実施した、地方移住に関する調査の結果を発表した。

在宅勤務や副業・兼業など働き方の多様化に伴い、関心が高まりつつある地方移住について、動機や移住前後の変化を調べた。

調査は12月、都市部から地方(石川県に限らず、地方全般)への移住経験がある人を対象に実施。270名から回答を得た。

移住の動機について尋ねたところ(複数選択可、3つまで)、「自然豊かな場所で暮らしたい」(37.0%)、「物価が安く、ゆとりある生活を送りたい」(28.9%)、「人とのつながりが深く、温かい地域で暮らしたい」(16.7%)がトップ3となった。

「子育て・教育環境が良い地域で暮らしたい」(16.3%)、「老後の暮らしを安心して送りたい」(14.8%)と続いた。

一方、移住前に感じていた不安について尋ねたところ(複数選択可、3つまで)、「交通の便が悪く、不便ではないか」(34.8%)、「スーパーや病院など、生活に必要な施設が充実しているか」(29.3%)、「希望する仕事が見つかるか・収入が減ってしまうのではないか」(28.1%)がトップ3となった。

「地域の人々と上手く馴染めるか・友人ができるか」(27.0%)、「希望する物件が見つかるか」(18.1%)と続いた。

移住により、1日あたりの余暇時間はどう変わったか尋ねたところ、「変わらなかった」が53.0%で最多。「増えた」は38.2%だった。「減った」も8.9%見られた。

通勤・通学時間(片道)はどう変わったか尋ねたところ、「通勤・通学をしていない」(26.3%)を除くと、「短くなった」が34.5%で最多。「変わらない」(21.9%)、「長くなった」(17.4%)と続いた。

貯金に回せる金額(1か月あたりの平均)はどう変わったか尋ねたところ、「変わらなかった」が53.0%で最多。「増えた」は29.3%だった。「減った」も17.8%見られた。

とはいえ、生活の満足度はどう変わったか尋ねたところ、「向上した」が38.0%で最多。「とても向上した」(9.0%)と合わせると、以前よりも生活に満足している人が約半数に上った。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000049791.html

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