大阪文化服装学院、素材メーカーとの協業で繊維産地を支援

大阪文化服装学院(以下、OIF)は、繊維事業を展開する三山と、奈良県の靴下工場数社との協業による紳士用ソックス開発企画に参画した。8月23日より、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、製品化した4ブランドのオリジナルソックスを販売している。 

靴下の一大産地である奈良県の靴下生産量は、海外製品による低価格化などを背景に縮小傾向にあり、コロナ禍でさらに生産量が落ち込んでいる。奈良県の靴下産業の復権や、自社商品のブランディング強化を模索する三山と、「ファッションで社会に貢献する」という理念を持つOIFが参画し、産学協働プロジェクトが実現した。 

OIFの学生にとっては、商品ブランディング及びデザインのみならず、製品化される過程で繊維業界のプロと協業し、モノづくりを実践的に経験できる機会となる。また、クラウドファンディングでの販売数に基づく客観的な評価により、ビジネス視点で結果を分析できる利点もある。CAMPFIREでの販売は9月30日まで。

21.8.27news3