ビジネスパーソンの4分の3が定年は自分で決めたいと感じる 民間調査
パーソルキャリア株式会社は10月28日、「定年に関する意識調査」の結果を発表した。
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の経過措置の終了に伴い、65歳までの雇用確保が2025年4月から完全に義務化される中、ビジネスパーソンは定年についてどのように感じているのか調べた。
調査は10月、同社が運営する職業情報サイト「JobQ Town」(ジョブキュータウン)の利用者を対象に実施。606名から回答を得た。
定年は必要だと思うか尋ねたところ、「どちらかといえば必要だと思う」が29.9%で最多。「とても必要だと思う」(19.6%)、「必要だと思う」(25.1%)と合わせると、必要との回答が7割を超えた。
必要と回答した人(n=452)にその理由を尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「区切りによるモチベーションの維持」(46.7%)、「ライフプランが立てやすい」(42.9%)、「職場のスムーズな世代交代」(38.7%)となった。
定年は自分で決めたいか、それとも制度に従うか尋ねたところ、「自分で決めたい」が30.1%で最多。「とても自分で決めたい」(21.1%)、「どちらかといえば自分で決めたい」(23.4%)と合わせると、自分で決めたいとの回答が4分の3に上った。
定年は必要と考えるものの、その定年は自分で決めたいと感じている人が多いことが判明した。
定年以降も働きたいか尋ねたところ、「働きたい」は34.5%、「定年で辞めたい」は26.9%。いずれも「定年前に辞めたい」(38.6%)を下回った。
何歳まで働きたいと思うか尋ねたところ、平均は64.1歳。「定年以降もはたらきたい」と回答した人では70.2歳、「定年で辞めたい」と回答した人では63.5歳、「定年前に辞めたい」と回答した人では59.2歳だった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000013597.html
パーソルキャリア プレスリリースより