リカレント教育の基盤を整備し、何歳でも挑戦ができる社会の構築を
技術革新によってめまぐるしく変化する社会、雇用の流動化や人生100年時代の到来を背景に、個人が年齢に関係なく学び直し、主体的にキャリアを形成していく必要性が高まっている。文部科学省の根本氏に、リカレント教育における課題や、文部科学省の取り組みについて話を聞いた。
3ステージから、マルチステージの人生に
根本 幸枝
健康寿命が世界一の長寿社会を迎える日本。2007年生まれの子が107歳まで生きる確率は50%と推測され、1980年に968人だった100歳以上年齢は2018年には約70倍の6万9785人に増加。人生100年時代の到来が現実に迫っている。
文部科学省総合教育政策局生涯学習推進課の根本課長は、「人生100年時代には教育・雇用・退職後という3ステージの人生モデルから、複数のキャリアを持ったり、多様な人生を歩むマルチステージの人生モデルに変わっていきます。流動性の高い社会になりますので、大学や専門学校などまでに得た知識だけで残りの人生を…
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