「世界の今」を学ぶ教室を開講 国籍を問わず、寄り添い合える社会へ

学校教育では「今、世界で起きている問題」について学ぶのは難しい。松山さかのうえ日本語学校の代表、山瀨麻里絵氏はそれを「教育時差」と定義し、その解消に向けて教室を開講。また、同団体の運営には学生が協力し、将来のリーダー人材が育つ場になっている。

世界の今を学ぶ
「教育時差」を埋める教室を開講

山瀨 麻里絵

山瀨 麻里絵

NPO法人 松山さかのうえ日本語学校 代表理事

東京で難民支援や日本語教育に従事していた山瀨麻里絵氏は、3年前に出身地の愛媛県にUターン。そして松山市を拠点に、外国人が地域の子どもたちに母国の料理を振る舞う「国際子ども食堂」をはじめ、さまざまな活動を開始した。

最初は個人のプロジェクトとして始まったが、2022年4月にはNPO法人松山さかのうえ日本語学校を設立。団体名に「日本語学校」と付けているが、国際子ども食堂から始まったことが示すように、日本語教育だけでなく、防災教育や病院同行など、…

(※全文:2023文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。