教育DX先進自治体として知られる熊本県山江村、Monoxerを導入

モノグサ株式会社は4月10日、同社が提供する学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、熊本県山江村の全小中学校において今月より活用開始されることを発表した。

Monoxerは記憶の定着に重点を置いた学習ツール。学習者の記憶度/忘却度に合わせて問題を自動作成し、解答結果を可視化することにより、学習内容の定着を図る。

一方、熊本県山江村は、人口約3,300人、中学校1校、小学校2校と小規模だが、ICTを教育にいち早く導入してきたことで知られる自治体。2011年に文科省「ICT教育活用好事例」調査研究事業に採択。ICT教育推進協議会を組織し、小中学校にてICTを活用した多岐にわたる施策を推進してきた。この結果、2015年度の全国学力・学習状況調査の一部部門において日本一に輝いた。3校とも文科省の「リーディングDXスクール」にも指定されている。

その3校において2023年度、Monoxerの活用に関する実証実験を実施。学習内容が生きた知識として児童生徒に定着するのが見られたことから、今年度からの本格的な活用が決まった。

小学校では漢字と算数において、中学校では5教科全てにおいて活用する予定。学習内容の定着に加えて、家庭学習の質と量の向上も目指したいとしている。