中央大、2027年春に新学部「スポーツ情報学部」および「情報農学部」を設置予定
中央大学は6月4日、新学部「スポーツ情報学部」および「情報農学部」(いずれも仮称)を2027年4月に設置する計画を発表した。
中央大は総合大学としての魅力向上に向け、学部の増設に力を入れており、来春には既存の理工学部に代わる「基幹理工学部」、「社会理工学部」、「先進理工学部」 (いずれも仮称)の3学部を設置予定。今回発表された2学部も合わせると、12学部体制となる。
スポーツ情報学部には「スポーツ情報学科」(仮称)の1学科を置き、AIやデータサイエンスの専門的な知識・スキルを活用して、スポーツに関するデータを適切に分析し、課題を発見・解決できる人材を育成する。
情報科学の学びをベースとしつつ、スポーツDXの実現に向けた「データサイエンスコース」、スポーツ分野の企業・市場の発展に向けた「スポーツビジネスコース」、スポーツの普及・振興に向けた「スポーツウエルネスコース」の3つのコースで、専門の学びを深める。入学定員は300名程度。
一方、情報農学部には「情報農学科」(仮称)の1学科を置き、農業と、それに隣接する食および環境分野における法的、国際的な課題を、最先端の技術により解決できる人材を育成する。
実際の農業現場等と連携した現場実践型の科目を2年次に設置。農業の現場での実際の問題から気付きを得る早期体験学習(アーリーエクスポージャー)を行う。加えて、キャリア教育科目を必修化。理系人材、特に理系女性人材のキャリアパスを開拓する。入学定員は300名程度。
いずれの学部も多摩キャンパスに置かれる予定。現在、同キャンパスには主に人文・社会科学系の学部が入っているが、そこに理系の学部を加えることで、同キャンパス、ひいては大学全体における文理融合を図りたいとしている。
内容は予定であり、変更の可能性がある。