「未病」の新たな領域を開拓し、次世代のヘルスイノベーターを育成

神奈川県立保健福祉大学では、「未病」を研究対象とし、次世代のヘルスイノベーターを育成する「大学院ヘルスイノベーション研究科」を展開。医療関係だけでなく多彩な職業の社会人が学び、修了生のネットワークを築いて、起業する人材も輩出している。

「未病」を研究対象とし、
高齢社会の課題解決を牽引

鄭 雄一

鄭 雄一

神奈川県立保健福祉大学 副学長 兼
ヘルスイノベーション研究科長
1964年生まれ。1989年、東京大学医学部医学科を卒業。1997年、東京大学大学院医学系研究科を修了(医学博士)。ハーバード大学医学部講師、助教授などを経て、現在、東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻・医学系研究科疾患生命工学センター教授、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科長・理事・副学長(クロスアポイントメント)。

2003年に創立された神奈川県立保健福祉大学は、2019年に大学院ヘルスイノベーション研究科(通称:ヘルスイノベーションスクール)を開設した。同研究科は「保健・医療・福祉×イノベーション」というコンセプトの下、次世代のヘルスイノベーターを育成するために、高齢社会を支える新しい健康観「未病」を研究対象とし、世界に先駆けて学問体系化を目指している。

(※全文:2744文字 画像:あり)

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