労働移動を妨げる「3つの要因」、リカレント教育を促進する制度改革を
円滑な労働移動の実現には、新たなスキルを習得するリカレント教育が重要になる。日本総合研究所の安井洋輔氏は、リカレント教育を取り巻く制度改革として、「職業情報の見える化」「個人のリカレント教育への支援」「ジョブ型雇用の導入」の3つが求められると語る。
円滑な労働移動を妨げている
要因とは何か
安井 洋輔
── 日本において、成長産業への労働移動を妨げている要因はどういった点にあると見ていますか。
労働移動の円滑化を妨げている要因は、主に3つあると考えています。1つ目は、職業情報が十分に把握できないことです。様々な職業の仕事内容や賃金水準、求められるスキルなどが把握できなければ、転職のためにどのようなスキルを学び直したらよいのか、また、転職後にどの程度の所得増加が見込まれるのか分からないなど、今後のキャリアの展望も描きづらくなります。
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