鎌倉市、三井住友信託と連携し「鎌倉スクールコラボファンド+」を開始 教育資金を安定的・持続的に調達
鎌倉市は11月25日、三井住友信託銀行株式会社と包括連携協定を締結し、金融商品の運用益を活用した教育資金調達の仕組み「鎌倉スクールコラボファンド+(プラス)」を開始した。
鎌倉市は4月に「鎌倉スクールコラボファンド活用基金」を設置。市内外の人々からの寄附金を活用し、学校とさまざまな企業・団体とのコラボレーションによる教育の実現に取り組んできた。
しかし同基金の主な財源はガバメントクラウドファンディングであり、安定性・持続性に課題があった。
そこで三井住友信託銀行と連携。同銀行の金融商品の運用益を活用することで、教育資金を安定的・持続的に調達する。
同銀行が運用する元本保証の金銭信託商品を、個人または法人が利用。その配当金が毎年3月と9月の2回、普通預金口座から自動引き落としで「鎌倉スクールコラボファンド活用基金」に寄附される(画像参照)。
個人からの寄附は「ふるさと納税」として扱われるため、税控除を受けることができる(ただし返礼品はなし)。
預入期間(2027年9月までの3年間)経過後に元本は償還されるので、手元の資金を減らすことなく市の教育に貢献できる。
預け入れには三井住友信託銀行横浜駅西口支店に開設された普通預金口座が必要。預入金額は500万円以上、1円単位。取扱は来年2月28日まで。