社員の成長を継続的に支援 データ蓄積型オンラインコーチングが開始

ビジネスコーチ株式会社(東京都千代田区)は、7月6日よりWeb会議ツールを活用したコーチングサービスと自社製品『クラウドコーチング・マイコ』を統合し、新たなオンラインコーチングサービスとして提供を開始した。同社は2005年に設立し、クライアントとして、ソニー、NEC、パナソニックなど上場企業を中心に500社以上の人材開発・組織開発プロジェクトを手掛けている企業だ。

オンラインコーチング需要拡大の背景として、多様な価値観の表面化、確実に見込まれる労働人口減少などを踏まえて、いま日本企業では社員一人ひとりの生産性をいかに確保・向上していくかが重要な課題となっている。これを受けて、パナソニック、日立製作所、イオン、楽天などの大企業を中心に、上司・部下間で1対1の面談を制度化するなどの具体的な取り組みがすでに始まっており、数多くの企業で「個」の成長支援に特化した関わり方であるコーチングへの関心・期待が高まっている。また、最近では新型コロナウイルスの蔓延によってテレワークが不可逆的に普及しつつある影響から、コーチングにもオンライン化が必要とされている。

こうした中で、株式会社ビジネスコーチでは自社開発ツールを活用した新たなオンラインコーチングサービスを開始する運びとなった。今回、新たに『クラウドコーチング・マイコ』を組み込むことで、「オンラインコーチングを受けたクライアントのデータの蓄積・活用」「オンラインコーチングによる行動変容の検証」「コーチングの可視化により継続的なPDCAサイクル」が実施可能となった。こうした機能によって、より確実に行動変容を図ることができ、組織開発や人材育成の高度化を推し進めることができるとしている。

21.7.7news2

オンラインコーチングサービスの概念図