オンライン学習機会を保障する「やさしい字幕」を今夏公開

NPO法人eboard(いーぼーど)は、オンライン学習の機会確保が困難となっている ろう・難聴児や、外国につながる子を主な対象として作られた映像授業字幕、「やさしい字幕」を 2021年夏に公開する。

「やさしい字幕」は、字幕の表示量の調整、言葉や文章構造の簡素化を行うことで、学習のハードルが下がるよう編集。「やさしい字幕」化により、自動翻訳で得られる外国語字幕の精度も上がるため、外国につながる子の学習支援での活用も期待できる。

2021年4月からは、学校・団体の協力を受け、「やさしい字幕」の利用が想定される教育現場での効果的な活用モデルづくりに向けた実証事業をスタート。2021年夏には、約1,600本分の「やさしい字幕」を公開できる運びとなり、義務教育課程の学習内容を広く取り扱った動画教材としては、国内で唯一、字幕による機会保障を行なった教材が誕生する、としている。

21.5.17news2

画像はプレスリリースから。