建設DXの先端技術を活用する人材を育成へ 新潟工科専門学校が産学連携

NSGグループの学校法人国際総合学園 新潟工科専門学校は、小柳建設株式会社(新潟県三条市)の「Holostruction」技術を中心とした、建設DXにおける先端技術を活用する人材の育成活動を相互に協力し、円滑に進めて行くことを目的として、産学連携協定を締結した。

新型コロナウイルスにより働き方が大きく変化している昨今、テレワークを導入できる業界とそうでない業界に分かれている状況がある。その中でも建設業界は現場での施工管理であることからテレワーク導入が大変厳しい業界であるとされており、それを可能とするためのデジタル技術が求められている。

小柳建設株式会社の「Holostruction」は、MR(複合現実)技術を用いて建造物の3次元モデルと日常活用しているデジタルデータ(写真、書類)を現実の空間に投影し、その中を歩き回りながら様々な位置・角度・縮尺において、自由自在に複数人と同時に協議することができるソリューションであると共に、実際の建設現場との打合せをリアルタイムに遠隔にて行うことができる、建設DXにおける先端技術の一つだ。

新潟工科専門学校では、建築デザイン科に「VR・デジタルコース」を2022年4月に新設し、その先端技術である「Holostruction」を小柳建設株式会社との産学連携にて、相互に協力しながら、いち早く習得する人材を育成する活動を進めていく。

21.7.7.news1

左)小柳建設株式会社:小柳社長 右)新潟工科専門学校:仁多見校長