本庄市と早稲田大学、「本庄早稲田の杜ミュージアム」開館
埼玉県本庄市と早稲田大学は、10月15日に「本庄早稲田の杜ミュージアム」を開館する。場所は早稲田大学本庄キャンパス内で、市と大学が連携して運営し、双方の保有する資源をもとに展示を行う。
本庄市では、県内最古級の鷺山古墳や、全国で初めて完形品のガラス小玉鋳型が発見された薬師堂東遺跡など、多くの文化財が出土している。また早稲田大学では、本庄キャンパス内の遺跡から出土した資料や、オセアニア民族造形美術品などの資料を多数所蔵している。
本ミュージアムは、早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター(早稲田大学93号館)内に開館する。「埴輪の世界」エリアでは、市内で出土した埴輪をはじめとする考古資料を展示し、「本庄の歩み」エリアでは、旧石器時代から室町時代までの本庄市の歴史をたどる。また「早稲田大学展示室」エリアでは、500万点を超える大学所蔵の文化財のなかから、定期的に企画展示を行うとしている。
本庄市と早稲田大学は2005年に包括協定を締結し、ミュージアムのある一帯を「本庄早稲田文化の杜」として、地域文化の拠点と位置付けている。
ミュージアムは入館無料。