日本代表高校生が国際情報オリンピックで躍動 金メダル1個、銀メダル3個獲得
文部科学省は国立研究開発法人科学技術振興機構と協力し、ボリビアで開催された「第37回国際情報オリンピック」に参加した日本代表選手団が、金メダル1個、銀メダル3個を獲得したと発表した。この成果を受け、特に優秀な成績を収めた選手に対し、文部科学大臣表彰が授与されることが決まった。
大会は7月27日から8月3日にかけてボリビアのスクレで開催され、84の国・地域から330名の高校生が参加。アルゴリズムやプログラミング能力を競う、高度な問題に挑んだ。
日本代表からは、筑波大学附属駒場高等学校3年の太田克樹さんが金メダルを獲得。また、開成高等学校3年の坂山航大さん、神奈川大学附属高等学校1年の平澤由埜さん、武蔵高等学校3年の松葉大和さんの3名が銀メダルを受賞した。この4名全員が、文部科学大臣表彰の受賞者となる。
国立研究開発法人科学技術振興機構の東京本部(公式ホームページより)
国際情報オリンピックは、若者の数理情報科学の才能を育成し、国際交流を図ることを目的としている。今回の成果は、日本の情報科学教育の質の高さを世界に示すものであり、未来の科学技術を担う若者たちのさらなる活躍に期待が寄せられる。