ハイクラス層の約65%が普段から「キャリアの棚卸し」実施 民間調査

ハイクラス転職支援の株式会社クライス&カンパニー(東京都港区)は、自社のキャリアカウンセリングを受けた転職希望者に対するアンケート「ハイクラス人材のキャリア意識調査」を実施している。今回、「ハイクラス人材のキャリアのために実施していることに関する調査」を行い、結果を公表した。

調査の結果、キャリアのために実施していることの1位は「キャリアの棚卸し(目標設定、職務経歴書の更新など)」となり、約65%が取り組んでいることがわかった。こうした結果から、ハイクラス層が日常から自身のキャリアについて考え、アウトプットにつなげていることがわかる。

次いで「キャリアSNSやスカウトサービスへの登録」となり、外部とのコミュニケーションやインプットを活用している実態も示された。さらに、スキルアップのための勉強や情報収集などの「学び直し」にも約4割が取り組んでおり、「特に何もしていない」が約3%と少数であることからも、日常から自身でできるキャリアデザインに取り組んでいることが明らかになった。

クライス&カンパニーでは調査の結果から、ハイクラス人材は転職を検討したタイミングからキャリアについての取り組みに着手するのではなく、現在の環境で働きながらキャリアについて考え、さまざまな手法に取り組み続けることが、ハイクラス層のキャリアデザインの特徴としている。

また、コンサルタントへの相談タイミングは、「転職を考えたとき」が約7割で1位となり、次点は「キャリアに悩んだとき」で約4割となった。「退職が決まったとき/退職後」は8%を切っており、多くのハイクラス人材は在職中からコンサルタントへの相談を実施していることがわかった。

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株式会社クライス&カンパニー・プレスリリースより