同志社大、全学英語教育を22年度から刷新

同志社大学は7月12日、同志社英学校にはじまる英語教育の伝統を発展させ、多様化する学生のニーズにフレキシブルに対応し、自律した外国語学習者を育てるため、新カリキュラムを2022年4月からスタートすることを発表した。

新カリキュラムは、同大学の教育理念とヨーロッパ言語参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)及びヨーロッパ言語ポートフォリオ(ELP: European Language Portfolio)における外国語の学習・教授・評価に関する考え方を基盤として作成されている。新カリキュラムの柱は、大きく以下の4つになる。

(1)英語で専門領域を学ぶための体系的な科目構成
1年次では英語学習の基盤づくりを目的とした英語科目を履修し、2年次では分野(文系・理系)を横断して共通に求められる英語力と、各領域で求められる英語力への基盤づくりを目的とした英語科目を履修する。

(2)習熟度別クラス編成の拡充
1年次の習熟度別のクラス編成について、レベル分けを3つから4つへ変更し、2年次で履修する科目にまで習熟度別クラス編成の対象を拡充する。

(3)習熟度の各レベルに応じた科目の履修
英語の運用能力や学修目標の多様化に対応するため、習熟度別のレベルごとに到達目標を設定した科目を設置し、レベルに応じた科目を履修する。

(4)少人数クラス体制
全ての科目において少人数クラスを実現し、「個」に対応しやすい環境を整備する。

21.7.13news3

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