東大寺学園 自由な校風と東大寺学、偏差値に傾倒しない価値観を重視

生徒の自主性を重んじる「自由な校風」と、高い大学進学実績で知られる関西屈指の名門校、東大寺学園中・高等学校。生徒の知的好奇心を刺激する授業や「東大寺学」など、同校ならではの取り組みについて、森宏志校長に話を聞いた。

自分の力で、将来を切り開く力を育てる

森 宏志

森 宏志

東大寺学園中・高等学校 学校長
1954年奈良県生まれ。1983年東大寺学園中・高等学校に社会科教員として着任する。主に世界史を担当する。2011年から教頭、2015年から現職となる。

1926年、東大寺の境内に勤労学生のための夜間学校として金鐘中等学校、現在の東大寺学園が設立された。その後、1947年に菁々中学校、1963年に高等学校を併設した際に東大寺学園中・高等学校と改称し、1986年には東大寺境内を離れて現在の奈良市北端に校舎が移った。

教育理念に「基礎学力の重視」「進取的気力の養成」「豊かな人間性の形成」を掲げ、中高一貫教育を基本に…

(※全文:2398文字 画像:あり)

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