生徒も従業員も全員が本気になる塾 やる気に火を付ける「エデュテイメント」

小中学生向けの「KEC ゼミナール」や大学受験用の「志学館予備校」など、奈良県内を中心に約40カ所で学習塾を展開するケーイーシー。社員と生徒をやる気にさせる組織活性化の工夫が話題を呼んでいる。小椋義則社長にその秘訣を聞いた。

自分で決めたゴールを持たずに、本当の主体性は育たない

小椋義則

小椋義則

株式会社ケーイーシー 代表取締役
毎日コミュニケーションズ(現・マイナビ)にて中小企業の経営者に採用・教育・組織風土分析などのコンサルティング活動を行ったのち、2007年に父親が経営するケーイーシーに入社。新卒採用活動を軸においた組織改革・理念の浸透に携わり、2012年、先代社長の死去に伴って代表取締役に就任。

ケーイーシーの企業理念は「人間大事の教育」だ。「学習塾の使命として、学力を引き上げ、受験を成功に導くことはもちろん大切です。一方で、子どもたちの人間的な成長を促すことも非常に大事なことです。そうした人材を育てることが当社のアイデンティティになっています」。2012年から同社を率いる小椋義則社長は、企業理念に込められた思いをこう語る。

さらに教育コンセプトには「10年先・20年先にも続く自信を育てる」を掲げる。子どもたちの自信を育む上で欠かせないのは…

(※全文:2256文字 画像:あり)

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