生成AI活用が盛んな部署、トップ3は「システム開発・ITサポート」「マーケティング・広報」「営業」

生成AI導入支援を手掛けるコーレ株式会社は1月21日、企業における生成AIの利用実態に関する調査の結果を発表した。

調査は12月、業務に生成AIを利用している企業の管理職を対象に実施。608名から回答を得た。

どのような部署が生成AIを利用しているか尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「システム開発・ITサポート」(38.2%)、「マーケティング・広報」(33.6%)、「営業」(30.9%)となった。「人事・労務」(26.0%)、「事務・管理・顧客サポート」(25.5%)と続いた(画像参照)。

具体的にどのような業務に生成AIを利用しているか尋ねたところ、「文書作成」が47.7%で最多。「情報収集・リサーチ・分析」(40.6%)、「設計・デザイン・画像・動画作成」(30.3%)、「企画案・アイデア作成」(27.8%)「システム開発・デバッグ」(25.5%)と続いた。

利用している生成AIについて尋ねたところ(複数回答可)、「ChatGPT」が62.7%で最多。「Microsoft Copilot」(28.3%)、「Gemini」(24.5%)、「Claude」(19.6%)、「社内独自の生成AI」(10.4%)と続いた。

生成AI導入により得られたメリットを金額に換算するとどれくらいになるか尋ねたところ、「500万円以上1,000万円未満」が25.8%で最多。「100万円以上500万円未満」(20.6%)、「10万円以上100万円未満」(16.0%)、「1000万円以上5000万円未満」(14.0%)と続いた。「10億円以上」との回答も4.2%見られた。

業務に人間が不要と感じることはあるか、業種別に尋ねたところ、「とてもある」と「ややある」の合計は、公的機関・非営利団体で100%、エネルギー・インフラで92.0%、運輸・物流で86.7%に及んだ。

一方、マスコミ・エンタメ・広告では66.7%にとどまった。他にも、金融が78.9%、小売・卸売が82.1%、サービス業が83.7%と低く、これらの業種では人間が担う必要のある業務が多いことが伺われた。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000037237.html

コーレ プレスリリースより