東北大、NHK仙台放送局と連携協定を締結 震災の次世代への伝承や地域課題解決に向け

東北大学は7月2日、NHK仙台放送局と連携協定を締結した。互いのリソースを活かし、防災・減災や地域課題の解決に取り組む。

具体的には、来年、東日本大震災から15年となるのに合わせ、東北大学の研究成果と、NHKが有する映像や情報発信力を活用し、震災の次世代への伝承を図る。

また、人口流出や賃金格差、労働力不足など、東北地方が他地域よりも先鋭的に直面する課題への解決策を、研究や番組を通じ共同で探るとともに、それを地域や全国、さらには世界へと発信する。

締結式で東北大の冨永悌二・総長は、「大学の科学的知見とNHKの取材、発信により防災・減災文化を根づかせるとともに、科学の醍醐味を次世代に伝え、東北が直面する課題解決に貢献したい」と語った。

締結式の様子。左より、冨永悌二・東北大総長、小椋並樹・NHK仙台放送局局長。東北大プレスリリースより