農業を魅力に感じる教育を 各地域の農業教育高度化を支援

日本の少子高齢化が進む中、農業従事者の一層の高齢化と減少が見込まれている。一方、農業は、スマート農業による技術革新などイノベーションが期待されている。時勢や地域課題を踏まえた農業人材を育成するため、農林水産省は農業教育の高度化を支援する。

伊藤 直樹

伊藤 直樹

農林水産省 経営局 就農・女性課 経営専門官
2012年農林水産省入省。生産局貿易業務課、大臣官房食料安全保障課、大臣官房文書課、政策統括官付穀物課推進企画係長、政策統括官付参事官付総括係長などを経て2020年4月より現職。

日本の少子高齢化が進む中、農業人口も減少が続いている。

農林水産省の資料によると基幹的農業従事者数は、2015年の175.7万人から2020年の136.1万人(概数値)と、ここ数年をみても大幅な減少がみられる。

また基幹的農業従事者の内、65歳以上が97.9万人(70%)を占め、39歳以下は6.8万人(5%)に留まるなど、農業人材は深刻な高齢化を迎えている…

(※全文:2258文字 画像:あり)

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