ポストコロナの海外教育旅行 国際相互理解・双方向交流拡大を促進

海外への教育旅行がコロナ禍で大きな影響を受けている。その再開・回復に向けた取り組みについて、観光庁の参事官(旅行振興)付専門官である吉村卓也氏に聞いた。

海外教育旅行の3つの目的と、現状の課題

「学びの集大成を図る」といわれる修学旅行。2018年度に海外修学旅行を実施した公私立高校は、全国で962校・168,881人に上る(公益財団法人全国修学旅行研究協会調べ)。旅行先は台湾が最も多く26%、次いでシンガポールが15%を占める一方、私立校を中心に北アメリカも人気が高い。

修学旅行においては、教育性の充実・安全性の確保・経済性の適正化が求められるが、コロナ禍で…

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