日本成長戦略会議が「人材育成システム改革ビジョン」を公開
日本成長戦略会議の人材育成分科会は4月28日、「高校から大学・大学院等を通した人材育成システム改革ビジョン」を公開した。
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同ビジョンは、高校から大学・大学院等を通した人材育成システム改革に向けて、①AX時代における産業基盤を支える人材育成に向けた高校教育と高等教育の一体的改革、②「成長分野」を牽引する科学技術人材・クリエイティブ人材の育成、③「人材力」の基盤となる環境整備と3つの方向性を示している。
具体的な施策に関して、①では、国の「N-E.X.T.ハイスクール構想」を踏まえた、各都道府県における高校教育改革実行計画の策定、大都市の私立大学も含む理工・デジタル系人材育成の強化、「地域人材育成構想会議」等を活用した教育機関と産業界との連携推進及び具体的な連携事例の創出などの施策を盛り込んだ。
また、②では、産学での研究開発を通じ研究者・技術者の育成(リ・スキリング含む)、若手研究者を中心とした新興・融合研究の促進、博士課程学生・高度専門人材の処遇向上・活躍促進、小中高での優れた科学技術人材の育成、③では固定的なキャリア観の刷新やアンコンシャスバイアスの払拭に向けたキャリア教育の推進、女子中高生の理系進路選択支援の強化等など掲げている。
これらの施策のもと、同ビジョンでは、関連指標として、2040年時点で、普通科高校の文系・理系の生徒の割合を同程度、大学全体に占める理工農・デジタル・保健系の定員を5割、2030年時点で、大学・専門学校等におけるリ・スキリング人口60万人/年(大学等:53,076人〔2023年度〕、専門学校:57,542人〔25年度〕)、博士課程入学者数・博士号取得者数2万人/年(取得者数:15,345人〔22年度〕)といったKPIを掲げている。
改革ビジョンの詳細は下記から確認できる。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/005/mext_00002.html