「パーパス経営」事例紹介 多くの企業がパーパス「浸透」に力を注ぐ

多くの日本企業では、長年にわたり「理念」を重視した経営が行われてきた。近年、パーパスが重視される中で、パーパス策定の動きは、歴史ある大企業だけでなく、中小企業やベンチャーにも広がっている。理念経営、パーパス経営の実践に取り組む企業の一例を紹介する。

オムロン

「ソーシャルニーズの創造」「絶えざるチャレンジ」「人間性の尊重」などの価値観を大切にし、創業の精神を重視するオムロン。飾り物ではなく、日々の業務と一体化し、実行されてこその企業理念であるという考えの下、「企業理念経営」を推進している。2015年には、企業理念をより分かりやすい表現にして社内に浸透させるため、改訂を行った。さらに、2022年には企業理念の実践を定款に盛り込んでいる。

また、企業理念の実践を全社員に促す取組みとして、もっとも企業理念を体現したプロジェクトを評価する「TOGA(The OMRON Global Awards)」を実施。TOGAを通じて、日々の仕事や職場における実践事例を全社員で共有することで、理念への共感・共鳴の拡大を図っている。

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