パーパスを起点に社員のキャリアオーナーシップを育む

富士通ではIT企業からDX企業への転身を掲げ、パーパスを起点に、サステナブルに成長していくために、事業と制度の2軸での変革を進めている。人材育成や組織改革に取り組む、同社伊藤正幸氏は「社員には、富士通を使い倒し、人生100年時代を歩み続けて欲しい」と話す。

IT企業からDX企業への変革に向け
パーパスドリブン経営を推進

伊藤 正幸

伊藤 正幸

富士通株式会社
Employee Success本部
Engagement & Growth統括部
キャリアオーナーシップ支援部 部長
金融機関を経て2000年に富士通ラーニングメディアに入社。経営企画業務等に携わる。2019年から富士通の総務・人事本部人材開発企画室で、グループ全体の成長支援企画を行う。現在、Employee Success本部 Engagement & Growth統括部 キャリアオーナーシップ支援部で、キャリアオーナーシップの浸透、組織変革や、社員の自律的な学びの文化の醸成に関する企画を進めている。

富士通は時田隆仁社長体制となった2019年、IT企業からDX企業への変革を表明し、単にITを提供していくのではなくて、社会課題を解決する事業モデルへ転換することを宣言した。この経営戦略に合わせ、ジョブ型人事制度、ポスティング制度(手挙げ式)などを導入し、大規模な人事改革も行った。2020年には「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスを策定した。

(※全文:2306文字 画像:あり)

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