パーパスを起点に社員のキャリアオーナーシップを育む
富士通ではIT企業からDX企業への転身を掲げ、パーパスを起点に、サステナブルに成長していくために、事業と制度の2軸での変革を進めている。人材育成や組織改革に取り組む、同社伊藤正幸氏は「社員には、富士通を使い倒し、人生100年時代を歩み続けて欲しい」と話す。
IT企業からDX企業への変革に向け
パーパスドリブン経営を推進
伊藤 正幸
富士通は時田隆仁社長体制となった2019年、IT企業からDX企業への変革を表明し、単にITを提供していくのではなくて、社会課題を解決する事業モデルへ転換することを宣言した。この経営戦略に合わせ、ジョブ型人事制度、ポスティング制度(手挙げ式)などを導入し、大規模な人事改革も行った。2020年には「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスを策定した。
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