実験駆動型リーン・マネジメントで大企業からイノベーションを起こす
大企業でイノベーションはなぜ起きないのか。その解決策として、実験駆動型のマネジメント手法「リーン・マネジメント」を提唱し、5月に『リーン・マネジメントの教科書』を上梓した細野真悟氏に、その進め方や特長、イノベーションを生むためのアイデア発想法について聞いた。
リーン・スタートアップから
新たなマネジメント手法を開発
細野 真悟
日本の大企業でイノベーションがなぜ起きないのか。所属する大企業等から一定期間、ベンチャー企業等で働くレンタル移籍を提供するローンディール。同社最高戦略責任者(CSO)を務める細野真悟氏は、その一因として、「経営層が精緻で完璧な計画を求める」点だと指摘する。
「経営層からの膨大な宿題に、机上で試算を繰り返す。そして長い検討期間が終わって、プロジェクトを進める時には状況が変わっている。新規事業の進め方が今の時代のスタイルに合っていないのです」
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