破壊的イノベーターを育てるには?企業が見極めるべき4つの象限

イノベーションを目標に掲げる企業は多い。しかし、自社を長期的に成長させる真のイノベーションを見極めることはできるのだろうか?企業でのイノベーションが専門の関西学院大学の玉田俊平太氏は、企業人は4つの種別ごとにイノベーションを経営するべきと話す。

破壊的イノベーターの育成を
目指すビジネススクール

玉田 俊平太

玉田 俊平太

関西学院大学 経営戦略研究科長・教授
博士(学術)東京大学。ハーバード大学大学院にてマイケル・ポーター教授のゼミに所属、競争力と戦略の関係を研究するとともに、クレイトン・クリステンセン教授からイノベーションのマネジメントについて指導を受ける。筑波大学専任講師、経済産業研究所フェローを経て現職。研究・イノベーション学会評議員。日本経済学会および日本知財学会会員。『日本のイノベーションのジレンマ 破壊的イノベーターになるための7つのステップ』等、著書多数。

幼稚園から大学院までを抱える学校法人関西学園。その専門職大学院の経営戦略研究科・経営戦略専攻(ビジネススクール)は、同大が立地する関西にものづくり企業が集積していることを背景に、技術をベースとしたイノベーションを通じた企業の競争優位獲得を支援することを目的の一つとして、2005年に設立された。同大学院には他に会計専門職専攻(アカウンティングスクール)もあり、毎年150名以上が入学する関西地区最大級の専門職大学院である。同大学 経営戦略研究科長の玉田氏は、イノベーションのマネジメントや科学技術政策を研究テーマとし、日本企業のイノベーションをテーマとした書籍の上梓や日本経済新聞『経済教室』欄で2度にわたりイノベーション経営に関する論説を寄稿するなど、研究を続けてきた。

(※全文:2032文字 画像:あり)

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