中高生の個人探究を支援する学習プログラムを開発 Inspire High

EdTech教材を提供する株式会社Inspire Highは、中高生の個人探究を支援する探究ツール「プロジェクト機能」を、全国のInspire Highを導入している学校に4月1日より提供を開始すると発表した。

同機能を開発した背景として、探究学習が高等学校で必修となり2年が経過したが、各学校で試行錯誤がなされる一方、「生徒一人ひとりの問いを引き出し、学びを深めることが難しい」「生徒の興味関心が多岐にわたるため、対応する教員の負荷が高い」といった教員の声が聞かれる。

これまでInspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で実践できるプログラムを通し、世界中の多様な大人の生き方や価値観、仕事、社会課題に触れる体験を届けてきた。また、毎回出題される「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解力や表現力を養い、全国の10代と意見を共有することで他者を知る心を育んできた。

今回、新たに開発した「プロジェクト機能」は、生徒が取り組む個人探究を、動画とデジタルの力で支援する探究ツールだ。教員の負荷を抑えながら、生徒が自らの問いを深めると同時に、「将来学びたいこと」にもつながる設計のため、進路選択や、年内入試に必要な志望理由を考える際にも役立つとしている。

「プロジェクト機能」では、「問いを見つける」「問いを深める」「行動する」「振り返る」といった探究学習の一連の流れを、ステップに沿って進めることができる。各ステップにはレクチャー動画が含まれているため、先生は学びの伴走者に徹することが可能だ。

また、ステップに沿って学習を進め、テキスト等を入力すると、入力内容がそのままスライドに反映され、探究の成果資料がアウトプットされる。出来上がったスライド資料は、校内の発表会などに利用することもできる。

全国の生徒が「プロジェクト機能」で作成した探究の成果資料は、他の生徒も閲覧し、コメントを送ることが可能だ。全国の10代の探究内容から刺激を受けると同時に、相互にフィードバックし、さらに学びを深めることができるとしている。

株式会社Inspire High・プレスリリースより