不登校10年を経て高校時代に起業、実践者が語る「稼ぐ力」の身につけ方

約10年間の不登校を経験した後、高校3年で起業し、大学時代には地元・和歌山での地方創生イベントを成功させた小幡和輝氏。自らの経験にもとづく中高生が起業するために大切なこと、これからの学校教育や不登校支援のあり方について、小幡和輝氏が語る。

自ら高校3年で会社を設立、
起業するのは早いほうがいい

小幡 和輝

小幡 和輝

ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』代表
#不登校は不幸じゃない 発起人
地方創生会議 Founder
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験したの後、高校3年で起業。47都道府県すべてから起業家や政治家が集うサミット『地方創生会議 in 高野山』を主催。ダボス会議を運営する世界経済フォーラムより、世界の若手リーダー『GlobalShapers』に選出。2018年より不登校を肯定するムーブメント「#不登校は不幸じゃない」を開始。2019年10月に日本初、ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』を立ち上げるなど、活動は多岐にわたる。著書に『稼ぐ力の身につけ方』など。

──10代で起業することの意義について、どのように考えていますか。

起業とは「自分でお金を稼ぐ力」であり、それは誰もが持っておいたほうがいい力です。会社で働いていると、やりたくない仕事をやらされたり、人間関係や職場環境が合わないとか、理不尽なことに直面する状況もあるでしょう。そうした時に「じゃあ辞めます」と言えるかどうか。サラリーマンであっても、自分の生き方の選択肢を持てるどうかで心の余裕が違ってきます。

これからの時代、会社に依存しない生き方が重要になる。お金を稼ぐ力、起業する力は一部の限られた人だけに必要なのではなく、誰にとっても自分を守る力になります。10代のうちから「自分で稼ぐ」という経験をすると、人生の選択肢を広げられます。また、実際にお金を稼ぐことは、…

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