不登校10年を経て高校時代に起業、実践者が語る「稼ぐ力」の身につけ方
約10年間の不登校を経験した後、高校3年で起業し、大学時代には地元・和歌山での地方創生イベントを成功させた小幡和輝氏。自らの経験にもとづく中高生が起業するために大切なこと、これからの学校教育や不登校支援のあり方について、小幡和輝氏が語る。
自ら高校3年で会社を設立、
起業するのは早いほうがいい
小幡 和輝
──10代で起業することの意義について、どのように考えていますか。
起業とは「自分でお金を稼ぐ力」であり、それは誰もが持っておいたほうがいい力です。会社で働いていると、やりたくない仕事をやらされたり、人間関係や職場環境が合わないとか、理不尽なことに直面する状況もあるでしょう。そうした時に「じゃあ辞めます」と言えるかどうか。サラリーマンであっても、自分の生き方の選択肢を持てるどうかで心の余裕が違ってきます。
これからの時代、会社に依存しない生き方が重要になる。お金を稼ぐ力、起業する力は一部の限られた人だけに必要なのではなく、誰にとっても自分を守る力になります。10代のうちから「自分で稼ぐ」という経験をすると、人生の選択肢を広げられます。また、実際にお金を稼ぐことは、…
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