生成AI、教育面での影響に不安を感じる保護者が4割も夏休みの宿題への活用には半数以上が肯定的
個別指導塾「スクールIE」を運営する株式会社やる気スイッチグループは8月8日、生成AIに関する保護者の意識調査の結果を発表した。
調査は7月、首都圏在住で中学生までの子どもを持つ保護者を対象に実施。837名から回答を得た。
子どもが日常生活(学習を含む)でChatGPTなどの生成AIを活用しているか尋ねたところ、「とてもしている」が15.4%、「ややしている」が24.4%。合わせても「まったくしていない」の59.0%を下回った。「利用を禁止している」との回答も1.2%見られた。
生成AIが今後、子どもの教育環境に与える影響についてどのように捉えているか尋ねたところ、「好意的に捉えている」との回答は14.1%。「やや好意的に捉えている」(31.8%)と合わせると、「不安に感じている」(13.9%)と「やや不安に感じている」(28.3%)の合計を僅かだが上回った。
不安と回答した人にその理由を尋ねたところ(複数回答可)、「自ら考えるチカラの低下」が77.9%で最多。「間違った情報のインプット」(44.8%)、「学習の質低下」(43.3%)、「依存症のリスク」(42.5%)と続いた。
一方、子どもが夏休みの宿題に生成AIを活用することをどのように思うか尋ねたところ、「活用して欲しくない」との回答は13.6%にとどまった(画像参照)。「あまりして欲しくない」(31.2%)と合わせても、「活用してほしい」(21.0%)と「やや活用して欲しい」(34.2%)の合計を10ポイント近く下回った。
夏休みの宿題程度であれば学習への生成AIの活用に肯定的な人が少なくないことが判明した。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000664.000028894.html
やる気スイッチ プレスリリースより