別府を拠点に起業支援、人の「やりたいこと」を後押し

起業に関心があっても、「何から始めればいいのか分からない」という人は数多い。別府を拠点に起業支援を手掛けるASOの宮井智史代表は、人が「やりたいこと」を見出すことを後押し。高校等での授業にも登壇し、生徒たちのアントレプレナーシップを育んでいる。

年間の相談件数は約300件、
たくさんの人の自己実現を支援

宮井 智史

宮井 智史

株式会社ASO 代表取締役/シニアインキュベーションマネージャー
1980年生まれ。福岡県久留米市出身。大学卒業後、フリーターを経て、ITベンチャーの初期メンバーとしてジョイン。その後、現在シェアオフィスを運営しているビル、アライアンスタワーZのオーナーの誘いで大分県別府市に移住。さまざまな経験を経て、2014年シェアオフィスAlliance Social Share Office Beppuを開設し独立。2018年、株式会社ASOを創業。

2018年に大分県別府市で創業したASO(エー・エス・オー、Alliance Social Share Office)は、起業家向けのシェアオフィスの運営や起業支援を手掛け、年間の相談件数は約300件にものぼる。

起業に関する相談は、初回のみならず何度相談しても無料。ASO代表の宮井智史氏は、どんな相談でも一度は話を聞くという。特筆すべきは、事業計画がなくても相談を受けていることだ。それは起業に関して「何から始めればいいのか分からない」という人がたくさんいると、宮井氏が考えるからだ。

宮井氏はかつて、別府市で職業訓練校を自ら企画し、進路指導を担当したことがある。しかし生徒の就職は理想とする人数を達成することができなかった。その時、…

(※全文:2021文字 画像:あり)

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