大分県教育長 「教育県大分」を目指し、ICT教育や地域を担う人づくり

大分県では、今年度の重点方針として「子どもの力と意欲の向上に向けた組織的取組の推進」「GIGAスクール構想の実現」「地域を担う人づくりと活力ある地域づくりの推進」を掲げている。教育行政の取組と展望について、県教育委員会教育長の岡本天津男氏に話を聞いた。

「芯の通った学校組織」を基盤に
子どもの力と意欲を伸ばす

岡本 天津男

岡本 天津男

大分県教育委員会 教育長
大分市出身。大分大学経済学部卒。1986年に大分県庁に入庁。大分県企画振興部長や大分県企業局長などを経て、2021年5月に大分県教育委員会教育長に就任。

──大分県では、教育行政の方向性をどのように描かれていますか。

近年、人口減少や少子高齢化が進展し、グローバル化やテクノロジーの発展など変化の激しい時代を迎えている中で、これからの社会を生きるために必要な「総合力」の育成が求められています。

こうした時代の変化を踏まえて、本県は2016年3月、2016~2024年度の9年間を計画期間とする長期教育計画『「教育県大分」創造プラン2016』を策定しました。同プランの下、…

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