脳科学×体験学習の独自メソッド、家庭・地域・企業で「個」を育む
脳科学の知見と体験学習を組み合わせ、子どもから大人までを対象に、独自の教育プログラムを提供する「ひとねるアカデミー」。代表の佐藤陽平氏は「個に立ち返ることで、人は成長する」と語り、「個」や「己」を育てる「こそだて」プログラムにも力を入れている。
脳科学と体験学習を組み合わせ
独自のメソッドを確立
佐藤 陽平
「教育の本質とは、どのような時代でもたくましく生き抜き、幸せになる力を育てることです」。そう語るのは、一般社団法人ひとねるアカデミー代表理事、佐藤陽平氏だ。
ひとねるアカデミーは大分を拠点に、その人が持つ個性を伸ばし、自ら考え行動できる力を育むメソッドを提供している。その柱は、脳科学と体験学習だ。脳科学は佐藤氏が師と仰ぐ脳外科医の篠浦伸禎氏の「S-BRAIN(篠浦脳活用度診断)」を導入。「S-BRAIN」で個性を見極め、佐藤氏が長年携わってきた体験学習でその強みを伸ばす独自のメソッドとなっている。
ただし、体験と言っても自然体験とは限らない。「子どもにとって、起こること全てが体験になる」と佐藤氏が語るように、例えばプランターで植物を育てる、包丁を使って魚をさばく、掃除をするなど、家庭でも様々な「体験」をつくり出すことができる。
今から10年ほど前、佐藤氏は自身のメソッドを検証するため、…
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