ビリギャル・小林さやか氏が語る大人の学び 知の連結と広がりを楽しむ

“ビリギャル”として脚光を浴びた後、昨年コロンビア大学教育大学院に進学した小林さやか氏。「勉強嫌い」から「学び続ける」ライフスタイルへの転換の契機となったものは何か、大人の学びに大切なことは何か、これまでの学びのヒストリーを振り返っていただいた。

勉強の意味を見出せなかった
子ども時代

小林 さやか

小林 さやか

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴 著、KADOKAWA)の主人公であるビリギャル本人。中学時代に学年ビリを経験。高2の夏時点で小学4年生レベルの学力しかなく、当時の全国模試の偏差値は30弱。しかし、塾講師・坪田信貴氏との出会いを機に、日本最難関レベルの私大・慶應義塾大学の現役合格を目指す。その結果、1年半で偏差値を40上げ複数の難関大学のほか、慶應義塾大学にも現役で合格を果たした。卒業後はウェディングプランナーを経てフリーランスに転身。2019年4月に学習科学の研究のため大学院へ進学、2021年に修士課程を修了。2022年秋から米国コロンビア大学教育大学院の認知科学プログラムに留学中。

累計120万部を売り上げた大ヒット書籍『ビリギャル』で一躍有名になった小林さやか氏は、弟を野球選手にすることに夢中で娘の教育には無頓着な父と、「好きなことをすればいい」という教育方針の母の下で育った。そんな子ども時代を振り返り「学校の勉強は嫌いでした」と笑う。

(※全文:2602文字 画像:あり)

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