企業人にも必要なリベラルアーツ、思考を深めるには「独学」が不可欠
ビジネスパーソンにとって、「独学」の重要性やリベラルアーツを学ぶことの意義は、どういった点にあるのか。『リベラルアーツの学び方』『究極の独学術』などの著書を持つ明治大学・瀬木比呂志教授に、あるべき「独学」やリベラルアーツの在り方について話を聞いた。
「独学」でしかたどり着けない
学びの在り方とは?
瀬木 比呂志
── 昨今、各大学でビジネスパーソンを対象としたリカレント講座が提供されるなど、いろいろな学びの手段がある中で、「独学」が求められる理由をどのように見ていますか。
かつて政治学者・思想史家の丸山眞男は、日本の文化や学問の状況を「タコツボ型」と評しました。各分野が無関係に並立し、それぞれが閉じたタコツボのようになって、内輪でしか通用しない言葉や価値観がはびこっている。現代の日本における世代の断絶、社会の分断もタコツボ型の表れです。
(※全文:2251文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。