教師経験を経て、大学院で学習科学をベースに教師の「学びの場」を追求

総合商社に就職後、教育系NPOのプログラムを通じて、教師として小学校に赴任した池田氏。科学的知見を活かしたより良い教師の学びの場づくりのために、大学院での研究と教育系NPO法人での教育事業に取り組む池田氏に、これまでのキャリアや学び直しの意義などを聞いた。

民間企業を経験後、
教師になることを決意

池田 由紀

池田 由紀

認定NPO法人Teach For Japan
早稲田大学教育学部を卒業後、伊藤忠商事株式会社で勤務。その後、公立小学校教員、教育ベンチャー企業や新渡戸文化学園などを経て、2020年から現職。現在、聖心女子大学大学院博士後期課程(益川研究室)で学習科学を研究しながらTeach For Japan で教師の採用や研修開発などに携わっている。

── 教師を目指したきっかけをお聞かせください。

新卒で総合商社に入社した後、がむしゃらに働く中で、「自分らしく生きるとはどういうことか」について考え始めるようになりました。振り返ってみると、「偏差値の高い大学や大企業を目指すことが良いことだ」という価値観に大きく影響を受けていたことに気づいたのです。

(※全文:2605文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。