人を受動から能動へと変える、異色の企業内大学が育成する「当事者力」

日本を代表する通信企業のひとつであるNTTドコモ。同社内で2020年度に創設された企業内大学・ドコモアカデミーでは、社内起業・社会変革を目指す人材を育成している。小手先のスキルを超え、人生をかけて挑戦する人材を育てる取り組みについて、学長の沼田氏と山本氏に聞いた。

「マインド」と「スキル」
両輪で社内起業家を醸成

沼田 尚志

沼田 尚志

株式会社NTTドコモ イノベーション統括部
事業創出推進担当/ドコモアカデミー学長
スーパーイノベーター
1981年東京都生まれ。1996年、脳梗塞で半身不随となる。3年間の空白期間後、通信制高校、大学を経てNTT東日本でファーストキャリアを積み、2017年ヤフーへ転職。2019年11月より現職。副業で10社のCIO(最高革新責任者:Chief Innovation Officer)を務める。本業の傍ら、新ビジネスにかかわるイノベーターの祭典「しんびじ」を主催。

2020年度から始動したドコモアカデミーは、従来の企業内大学と異なる画期的な人材育成プログラムで注目されている。創設のきっかけは、以前同じ職場にいた沼田氏と山本氏が、数年後にNTTドコモで再会したことだった。

(※全文:2328文字 画像:あり)

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