変化するリーダーシップ 一人の力から、全員発揮の組織へ
「リーダー」と聞くと、明確なメッセージとビジョンのもとにチームを率いるイメージが強い。だが、現在は「変化が生まれている」と早稲田大学教授の森永雄太氏は説明する。ポイントは一人の力ではなく、全員発揮のリーダーシップ。それを実現するためのポイントや考え方について話を聞いた。
求められるリーダーシップに変化
一人の力から、全員発揮へ
森永 雄太
早稲田大学グローバル・エデュケーション・センター 教授
神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。専門は組織行動論、経営管理論。主著に『ジョブ・クラフティングのマネジメント』(2023年、第39回冲永賞、第41回組織学会高宮賞)、『ウェルビーイング経営の考え方と進め方:健康経営の新展開』(2019年)など。「職場のダイバーシティが協力志向的モチベーションを向上させるメカニズム」(共著)にて2019年度日本経営学会賞(論文部門)受賞。
── 先生が担当されている早稲田大学グローバル・エデュケーション・センターの「リーダーシップ開発プログラム」について教えてください。
特徴は一部の人が頑張るのではなく、「全員発揮」のリーダーシップによりチームの力を最大化することです。メンバー一人ひとりの強みを活かしながら全員がリーダーシップを発揮することで、個人の知恵では解決できない複雑な問題も解消できるチームや組織をつくることを目指しています。
組織のトップや役職者が指示命令を行うタイプのリーダーシップも場合によっては必要ですが、最近はそうではないタイプのリーダーシップが求められるケースが増えてきていると感じています。それぞれの強みを引き出していくことで、メンバー全員が得意または専門知識をもつ領域でリーダーシップを発揮するようになります。
(※全文:2205文字 画像:あり)
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