バリューマネジメント 文化を紡ぐ理念を共有し、社会を動かす組織へ

文化財や歴史的建造物の保存活用を軸に、全国で事業を展開するバリューマネジメントグループ。設立から約20年で従業員数1400名超、売上高100億円の規模へと成長した。その原動力の一つが、独自の組織づくりと人材育成だ。同社の理念と戦略について、他力野淳代表に聞いた。

歴史的建造物や文化を
次世代へ継承する

他力野 淳

他力野 淳

バリューマネジメントグループ
バリューマネジメント株式会社 代表取締役
風のヘリテージ株式会社 代表取締役
2005年バリューマネジメント株式会社設立、代表取締役に就任。文化財をはじめとした 歴史的建造物など地域資源の利活用や観光まちづくりを推進。「施設再生から地域の活性 化に繋げ、日本独自の文化を紡ぐ」がテーマ。内閣官房タスクフォース専門員、観光庁専 門家、総務省アドバイザーなど歴任。立命館大学客員教授。グローバル起業家団体 EO(Entrepreneurs Organization)Japan Region - Regional Chair。

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災。他力野淳氏は当時、神戸市須磨区で被災した。震災によって地域の歴史ある建物や街並みが失われた経験が、「失われる前に残さなければならない」という問題意識につながり、2005年のバリューマネジメント設立の原点となっている。

バリューマネジメントグループは、「文化を紡ぐ」ことをテーマに、歴史的建造物やまち並みを、宿泊施設、レストラン、結婚式などの事業に活用するビジネスを展開している。

「多くの事業者は、現代のニーズに合わせて建物をリノベーションし、新たな価値を加えて事業化していきます。しかし、私たちが創業当初から一貫してこだわっているのは、歴史的建造物を修復・復元し、当時のままの状態で保存することです。文化財の価値は、その時代のものが時を超えてきちんと残ることにある。それを次の世代へ引き継いでいくからこそ、価値が保たれると考えています」

(※全文:2263文字 画像:あり)

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