ファミリービジネスの課題に長期的に伴走支援できる人材を育成
FB大国である日本。社会的変化に強い経営形態である一方、承継問題などを抱えるケースも多い。FBの経営支援を行うアドバイザーを育成する日本ファミリービジネスアドバイザー協会(FBAA)の理事・プレジデントを務める小林博之氏は今こそFBアドバイザー育成が急務だと語る。
FBを取り巻く現状と
後継者に必要な資質・能力
小林 博之
日本企業における同族企業、FB(ファミリービジネス)の割合は90%以上であり、上場企業もFBが約半数を占めている。また創業100年を超える長寿企業は世界の40%が日本にあり、まさに長寿企業大国ともいえる。所有と経営が緊密な関係にあるFBは、迅速な経営判断を下せる、社会変化に対応するレジリエンスが高いことなど強みが多い一方、内部では会社の私物化、ガバナンス上の問題なども起きやすいという。
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